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お子さんの発達が気になったら。不安を抱える保護者の方へ伝えたいことと、これからできること

NaviPa編集部

最終更新 2026.07.15

お子さんの発達が気になったら。不安を抱える保護者の方へ伝えたいことと、これからできること

こんにちは。毎日のお子さんの子育て、本当にお疲れ様です。

「うちの子、他の子と少し違うかも…」「もしかして発達障害なのかな?」

あるいは、診断を受けたばかりで、「これからどうしていけばいいのだろう」と途方に暮れている親御さんもいらっしゃるかもしれません。

インターネットで調べれば調べるほど不安になり、一喜一憂してしまう。そんな孤独や戸惑いを感じている保護者の方に向けて、少しでも心が軽くなり、次の一歩を踏み出すためのヒントをお伝えします。

1. ご自身を責めないでください。原因は「親の育て方」ではありません

まず、一番にお伝えしたいのは、発達障害は親の育て方やしつけ、愛情不足が直接的な原因で起こるものではないということです。

医学的な研究により、発達障害は生まれつきの脳機能の特性によって引き起こされるものであり、両親の育て方に問題があって発症するものではないことが明らかになっています。
決して「あの時ああしていれば…」とご自身を責める必要はありません。

診断を受けた際、ショックを受けたり、混乱に陥ったりするのは、多くの保護者が通る自然なプロセスです。

お子さんを深く愛し、一生懸命に子育てをしてきたという事実は、何があっても揺らぐことはありません。

2. 発達障害の特性を知ることは、お子さんを理解する第一歩

発達障害には、主に以下のような種類があります。ただし、それぞれのお子さんによって特性の現れ方は異なります。

  • ASD(自閉スペクトラム症):対人関係やコミュニケーションの困難さ、特定の物事への強いこだわり、感覚の過敏さや鈍感さなどが特徴です。
  • ADHD(注意欠如多動症):不注意(忘れ物が多い、集中が続かないなど)、多動性・衝動性(じっとしていられない、順番が待てないなど)が特徴です。
  • LD(学習障害/限局性学習症):知的な遅れはないものの、「読む」「書く」「計算する」といった特定の学習において極端な困難を伴います。

お子さんの「困った行動」の背景には、このような脳の働きの違いが隠れています。「わがまま」と捉えるのではなく、「その子なりに、そうせざるを得ない理由があるんだ」という視点を持つことが、すべての始まりとなります。

3. 一人で抱え込まず、専門機関に相談を

「様子を見たほうがいいのかな?」と迷ったときは、一人で抱え込まずに専門の相談窓口を積極的に利用しましょう。医師の診断基準を満たさないいわゆる「グレーゾーン」であっても、学校生活や日常生活で困っているのであれば、相談したり配慮を求めたりすることは可能です。

  • 市区町村の保健センターや子育て支援センター:保健師や心理士などの専門家が在籍しており、地域の「子育ての総合案内所」として個別の相談に乗ってくれます。

  • かかりつけの小児科医:普段のお子さんの成長を見守っている医師に相談することで、必要に応じて専門的な医療機関を紹介してもらうこともできます。

  • 児童発達支援センターや発達障害者支援センター:より専門的な相談や、具体的な支援プランを一緒に考えてくれる場所です。

相談する際は、お子さんの「いつ、どこで、どんなことに困っているか」という具体的なエピソードや、「得意なこと」をノートにメモしておくと、状況が的確に伝わりやすくなります。

4. 家庭でできる環境づくりとサポート

ご家庭は、お子さんが最も安心して過ごせる場所です。日々の暮らしの中での小さな工夫の積み重ねが、お子さんの力を引き出します。

  • 環境を整える:見通しが立たないことに不安を感じやすいお子さんには、1日のスケジュールを絵や写真で視覚的に示す工夫が有効です。また、音や光に敏感(感覚過敏)なお子さんには、イヤーマフを使ったり、静かに一人でくつろげる空間(クールダウンコーナー)を作ってあげたりすることも安心につながります。

  • 「できた!」を積み重ねる:特性ゆえに周りと同じようにできない経験を積み重ねやすく、自信を失ってしまいがちです。結果だけでなく「がんばっている過程」を褒め、どんな小さなことでも「できたね!」と認められる体験(スモールステップ)を重ねることで、自己肯定感を育んであげてください。

  • 得意なこと・好きなことを伸ばす:苦手なことの克服にばかりエネルギーを注ぐのではなく、お子さんの得意なことや好きなことを見つけて、存分に伸ばしてあげることも同じくらい大切です。好きなことに没頭する時間は自信の源泉となり、不得意な部分をカバーすることにもつながります。


※親御さんの「関わり方」のヒントとして

私たちの「親トレぷろぐらむ」では、「ABA(応用行動分析)」をベースに、発達に凸凹のあるお子さんへのより伝わりやすい関わり方や、家庭での信頼関係を育てる方法をお伝えしています。

また、さまざまな悩みや困難が重なりやすい発達凸凹子育てでは、ママ・パパ自身の心を整えることもとても大切です。そこで、「NLP(神経言語プログラミング)」の考え方を取り入れ、不安、悲しみ、怒りなどの感情との向き合い方も実践しやすいワークとともにお伝えしています。


現在は、初級・中級ともにオンデマンド講座として受講できます。好きな時間に、ご自身のペースで繰り返し学べるので、「その場では分かったけれど、家に帰ると難しい」「子どものことで迷った時に、もう一度確認したい」そんな時にも、何度でも見返すことができます。

5. 「療育」と「親の会」という心強い味方

ご家庭外のサポートも上手に取り入れていきましょう。

  • 療育(発達支援):お子さん一人ひとりの発達の状況や障害特性に応じたアプローチを行い、将来の自立に向けたサポートをします。お子さんが「自分の特性との付き合い方」を学べるだけでなく、保護者の方にとっても、お子さんの特性への理解が深まり、専門家に相談できる安心の場となります。

  • 親の会(家族会):発達子育てに伴う「圧倒的な孤独感」を和らげてくれるのが、同じ悩みを持つ親同士のつながりです。療育施設や病院の選び方、学校との付き合い方など、ネットや本では得られない先輩親たちの「生の情報」が得られる場でもあります。ご自身のペースに合わせて参加を検討してみるのも良いでしょう。

おわりに:親御さん自身の心のケアを何より大切に

お子さんのためにと一生懸命になるあまり、「私のせいで…」と罪悪感を抱えたり、疲れ切ってしまったりすることがあるかもしれません。親の会などでも「親が疲れ切ると、家族全体が崩壊する」という厳しい現実が語られることがあります。


まずは、ご自身の気持ちを優しく受け止め、自分をいたわる時間を少しでも持ってください。そして、専門家や、同じ境遇の仲間に頼り、助けを求めることを決してためらわないでください。


お子さんが家庭で安心して育ち、ママ・パパも自分を責めすぎず、少しずつ心に余裕を取り戻せるように。関わり方と心の整え方、その両方を一緒に身につけていきましょう。

あなたは一人ではありません。

▼ 動画で詳しく:NaviPa® 親トレぷろぐらむ

「今の子育てがなぜ苦しいのか」「発達に遅れのある子への関わり方」「親御さん自身の心の整え方」について、説明動画(約32分)で詳しくお話ししています。ぜひご覧ください。

▶ 動画の視聴・プログラムの詳細はこちら:NaviPa® 親トレぷろぐらむ

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NaviPa編集部

発達凸凹の子・家族・支援者を支える3者統合のコミュニティ「NaviPa」の編集部です。

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