「すごいね」「えらいね」と褒めているのに
「あまりうれしそうにしていない」
「どう褒めてあげたらいいのか、実はよく分からない」
お子さんを褒めて伸ばしてあげたいと思っているのに、うまく伝わっているのかどうか自信がない……という声を、よく耳にします。一生懸命褒めようとしている親御さんほど、そう感じているのかもしれません。
実は、発達に凸凹のある子どもには、「すごいね」というばくぜんとした言葉だけでは、何が良かったのか伝わりにくいことがあります。今日は、「伝わる褒め方」のコツを、一緒に見ていきましょう。
なぜ「すごいね」だけでは伝わりにくいの?
「すごいね」「えらいね」は、とてもあたたかい言葉です。ただ、発達に凸凹のある子どもの中には、抽象的な言葉から「自分のどの行動が褒められたのか」を結びつけるのが苦手な子もいます。
何が良かったのかがはっきりしないと、「またやろう」という気持ちにつながりにくく、褒められた実感も残りにくいことがあります。だから、褒めるときは「何を」「どのように」伝えるかが大切になります。
褒め方のコツ① 行動を具体的に言う
「すごいね」だけではなく、「鞄を自分で片づけられたね」「最後まで静かに座っていられたね」のように、どの行動が良かったのかを具体的に伝えます。「これが良かったんだ」とはっきり分かると、子どもはその行動を繰り返しやすくなります。
褒め方のコツ② その場で、すぐに伝える
褒めるタイミングも大切です。良い行動が見られたときは、できるだけその場で、すぐに伝えます。時間が経ってからではなく、「今の行動」と「褒められた」がすぐにつながると、子どもは「これが良かったんだ」と実感しやすくなります。
褒め方のコツ③ 結果だけでなく、過程を褒める
テストの点数や勝ち負けなどの「結果」だけを褒めていると、うまくいかなかったときに自信を失いやすくなります。「毎日続けられたね」「あきらめずに取り組んだね」のように、がんばっている過程を褒めると、結果に左右されない自信が育ちます。
褒め方のコツ④ 言葉以外でも伝える
褒める気持ちは、言葉だけでなく、笑顔やグッと親指を立てるサムズアップ、あたたかいまなざしでも伝わります。言葉で褒められるのが照れくさい子には、ジェスチャーやシールなど、その子に合った方法で「良かったね」を伝えてあげるのもいいですね。
うまく褒められない日があっても大丈夫
毎日忙しい中で、いつも上手に褒められるとは限りません。イライラして、つい叱ってばかりの日もあるでしょう。それでも大丈夫です。大切なのは、完璧に褒めることではなく、「あなたのことを見ているよ」という気持ちが、少しずつでも伝わっていくことです。
うまくいかない日があっても、また明日から少しずつ試していけば十分です。試行錯誤しているその姿こそ、お子さんへの愛情のあらわれなのですから。
まとめ
「すごいね」だけでは伝わりにくいのは、子どもがその言葉と自分の行動を結びつけにくいからです。行動を具体的に、その場ですぐに、過程も含めて、そして言葉以外でも伝える。この4つを意識するだけで、褒める気持ちはぐっと届きやすくなります。
NaviPaでは、お子さん一人ひとりの特性に合わせた関わり方を、保護者の方と一緒に考えています。うまく褒められないと悩んでいるのは、あなただけではありません。一緒に、その子に合った「伝わる褒め方」を見つけていきましょう。
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AUTHOR
NaviPa編集部
発達凸凹の子・家族・支援者を支える3者統合のコミュニティ「NaviPa」の編集部です。



